消費社会とは、消費者の購買意欲をそそる事によって消費活動が行われる社会のことです。
産業化が十分に発展した後に現れると考えられています。
ボードリヤールは、物がその効用のためでなく、記号的な価値により消費される社会を消費社会と呼びました。
日本などの先進国では、人は生活に必要なもののほとんどを持っています。企業は利益を出すため、持つことにより個性が出る、自分らしくなる等宣伝する事により、商品を売っていきます。
つまり商品は、物本来の性能ではなく、自分をどのように魅せるか、というアイテムになってしまう面があります。
不必要なものでありながら必要なものである、と購買意欲をそそる事により、消費を促します。
このような社会が消費社会です。