ラベリング論とは。

 ラベリング論は、ハワード・ベッカーらによって提唱されたものです。

 社会が特定の行為を逸脱とし、その行為をする人を「逸脱者」とすることで、逸脱者が生み出されると考える視点です。ラベリング理論ともいいます。

 

 犯罪とされているものは、地域や時代によって犯罪とされない場合があります。戦争中は人を敵兵を殺しても犯罪にはなりませんが、平時だと犯罪です。

 殺人を「逸脱」と見ることで殺人者が存在する社会になります。