気道について

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気道について

 気道は、空気の通り道です。鼻腔から喉頭までを上気道、気管から肺胞までを下気道といいます。

 

 鼻腔は、冷たく乾燥した空気を温かく湿った空気に変えます。鼻にある鼻毛や気道の粘膜は汚れた空気からちりやほこりを取り除くフィルターのはたらきを担っています。

 

 喉頭は軟骨で構成されています。ここで気管と食道に分かれます。気管の入り口には喉頭があり、食べ物や飲み物が入る時に反射的に閉じ、気管に物が入らないようにしています。

 高齢者の場合は、この反射が鈍くなっており、飲食物が気管に入り誤嚥性肺炎を起こすことがあります。

 

 右気管支は垂直に近いため、右下肺野に誤嚥性肺炎を起こしやすいです。左気管支は曲がりがやや大きいため、右気管支に比べると空気の量が少ないです。