肺炎は、感染症の代表的な疾患です。また80歳以上の高齢者の死因の上位でもあります。
脳血管疾患患者では、肺炎が直接の死因になることも多くあります。
高齢者において、肺炎の自覚症状としては咳、痰、倦怠感があります。初め発熱がみられますが、高熱が出ない場合、全く発熱がない場合もあります。
呼吸促進も症状の1つです。X線検査で浸潤影(しんじゅんえい)がみられます。
肺炎には分類があり、原因で分けると、感染性肺炎、機械的肺炎、薬剤性肺炎、症候性肺炎などと分けることができます。
高齢者の肺炎において注意しなければならないのは誤嚥性肺炎です。水分や液体でむせやすくなるため嚥下能力の評価が必要になってきます。