福祉元年とは。

 福祉元年とは、1973年(昭和48年)のことを言います。当時の政府が1973年を福祉元年と位置づけ、社会保障の制度拡充を行いました。

 

 公的年金保険制度に物価スライド制(物価の変動に合わせて年金額を改定する)の導入が行われ、年金給付水準が引き上げられました。厚生年金で過去の標準報酬を現在の価格に再評価したことにより「五万円年金」が実現しました。

 また健康保険法に基づく高額療養費制度も導入されました。

 その他に老人医療費支給制度が実施され、70歳以上の医療費を無料にしたりしました。