胃のはたらきについて
口の中に入った食べ物は、食道を通り、胃に運ばれます。胃の役割は、食べた物を一時的に蓄え、食べ物を消化することです。
胃は横隔膜の下、やや左側にあります。
胃は入り口から噴門(ふんもん)、胃底部、胃体部、幽門前庭部、幽門(ゆうもん)で構成されています。
胃は、伸び縮みし、1.8Lの食べ物を入れることが可能です。胃液には粘液、ペプシン、塩酸が含まれています。
粘液は、胃を保護し、ペプシンはたんぱく質分解酵素、塩酸には殺菌作用があります。
胃には身体にとって悪い物質を嘔吐して吐き出す役割も持っています。
この嘔吐によって、胃液や水分が大量に失われると脱水が起こり、嘔吐が続くと食欲不振になったりもします。
長期間に渡って経口摂取ができないと、脱水に限らず、栄養低下、体重の減少も生じてきます。