血液の成分について

f:id:Ryo0448:20210622223213j:plain

血液の成分について

 血液は、血球と血漿に分けられます。血球は、赤血球・白血球・血小板で、赤血球が一番多くなっています。

 

 血液細胞を作り出しているのは骨髄です。骨髄は骨の内部にあります。血液の液体成分である血漿は、血液全体の55%です。血液はもともと粘っこく、固まりやすいため脱水により血液中の水分が減ると、さらにドロドロし、血栓ができやすくなります。

赤血球

 赤血球は呼吸によって肺胞から取り入れた酸素を全身にくまなく運んでいます。成分は血色素(ヘモグロビン)です。中央がくぼんだ円盤のような形をしています。

 

白血球

 白血球は顆粒球と無顆粒球に分けられます。顆粒球には好中球・好酸球・好塩基球の三種類です。細菌などの異物を食べたり、破壊したりします。

 無顆粒球にはリンパ球と単球があり、リンパ球は免疫細胞の1つです。単球はマクロファージと呼ばれる細胞になります。

 

血小板

 血小板は血液を凝固する役割を持っています。血管が傷ついたりするとその部位に密着し止血します。

 

血漿

 血漿は9割が水です。そこにたんぱく質、糖質、脂質などが溶けています。血液量や体液量の調節に関係したり、繊維素原を含み、血液を固める働きもあります。