消化と吸収について
私たち人間はエネルギーを食べ物から摂取しています。エネルギーの元となる栄養素は、炭水化物・たんぱく質・脂肪です。この3つを三大栄養素と呼びます。この呼び方は聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
炭水化物はお米やパンに含まれています。主食と呼ばれるものですね。これらが主なエネルギー源になります。
たんぱく質は、身体に大切な物質です。このたんぱく質は細胞を構成する成分であったり、代謝を促す酵素、ホルモンに作り変えられたりします。
脂肪は、エネルギー量が多く、エネルギーを貯蔵する物質として働きます。
この3つの栄養素は、当然ながら食べ物そのままの形では吸収できません。お米であれば、お米の形のまま吸収はされないですよね。
吸収するには分解が必要になります。
人体には消化器系があり、この消化器系は食べ物を摂取し、それを吸収できる状態まで分解、そして血液中に送るはたらきをしています。
全てが吸収できるわけではなく、吸収されずに残ってしまった食べ物をカスを排泄したりするのも、この消化器系の仕事です。
消化器は、口腔、食堂、胃、腸、肛門の消化管の部分、そして肝臓、胆嚢、膵臓の消化液を分泌する臓器の2つに分けることができます。